このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード
RSSフィード

縣布達/縣報で読む里程問題

岡山縣布達/縣報/縣公報で読む里程問題  09/09/10創始

100年余の昔を顧みる手段として、里程標をめぐる問題を標記の文書で読み、解析することを試みます。

<縣布達/○/◎とは?>
国の行政の記録・公示文書である、「官報」 に相当するもの~として間違いないでしょう。
この文章の目的が「里程標石」建立の背景を探ることにあるので、ここでの興味の対象は、原則として、
明治期と大正期に限るものとします。
ただ、標記のように、3段階に亘って名称が変わり、ほぼ呼応して、出版形態が変わっているようです。 
詳しくは後述します。

標記の文章や関連書類に我々が接する手段は、国立国会図書館に行くことを除けば、おそらく2つの選択しか
ないと思われます。 第一は岡山県立文書資料館が所蔵し、電子版のコピーを公開している、標記の
タイトルを持つ文書群です。 開架状態で閲覧できます。 また、更なるコピーが、岡山県立図書館の
郷土資料コーナーで開架状態で閲覧できます。
第二は、恐らく、国会図書館所蔵の原本からマイクロフィルム経由で紙に焼き付けた、「岡山県史料」の
タイトルの文書群です。 これは岡山大学中央図書館で、ここでも郷土資料コーナーで開架閲覧できます。
ただし、これは布達類そのものではなく、新政府と県とのやり取りの公文書の集積です。 補完的に使えます。

ここでは、岡山県立文書資料館の文書群を底本として記述を続けます。 文書資料館の蔵本は「野崎家文書」
に依拠するものです。 ここで述べることは、欠号/正誤表不完/重複性などの細かい点において、
「野崎家所蔵版」 固有の問題を含むかもしれません。
もちろん、資料の素読・抜粋に関して、筆者の錯誤/不完全があることを隠すものではありません。

<4つの段階>
野崎家所蔵版で見る限り、標記の3段階ですが、太政官布告や明治新政府との交換文書の岡山県に関わる
部分は第0の段階として参照する必要が生じます。 これは、主として、明治5年から8年までとしておきます。
これは文書資料館の書庫にはあるようですが、岡山大学の公開資料から間接的に読み取ることができます。

さて、話を標記の3つの段階に戻します。 筆者の勘違いがなければ、明治19年末までが「達」あるいは「布達」
と呼ばれています。 年号は、当分の間、4月に始まる年度制でなく、1月から始まる暦年制で刻まれます。
この第1期は厳密には、2つの期間に分けられます。 明治11年9月20日に始まるものとそれ以前です。
明治11年9月20日とは~~~です。

第2段階:   まで、第3段階:それ以降です。

出版形態で見ると、(野崎家所蔵版の場合)第1段階は書肆が1年分を集約して発行した「布達全書」として
発売したと理解されます。 集約発行ですから、示達文書の加除訂正は欄外付記で表示され、有用です。
第2段階は直接出版の形をとり、第3段階では新聞社の印刷・取扱の形態のようです。  移行期には
重複もあり得るかも知れません(詳細に見る必要があります)。
第2、3段階では、ひと月ごとの準リアルタイム出版ですから、加除訂正を見落とす危険性があります。

<本論>
ようやく本論に入ります。 本論と言っても、ここでは、記事を時系列に沿って提示し、若干の解説を
施しますが、細かい議論はしません。 本題に入るというべきかもしれません。

以下の表記で、「明治」は「M」で書し、旧漢字は特別の場合を除き新漢字で、和数字を洋数字で書き、
送りカナを平仮名で書くものとします。

M5年12月20日 | 太政官布告 題13号
     太政官413
     里程標/里程元標/管轄標 の仕様などを詳記

M8年 ??  | 村誌調べ 要請文  村誌調べに関する太政官布告文は調査中 
M8年8月(日付なし) 丙13号 | 地誌編サンのため調査が行くが~~ 混乱なき程度で宜しい旨 
M9年 乙45号  区戸長宛て | 費用請求調書の中に 「里程調費」 の項目あり
M10年3月1日 丙31号 備中国の区戸長宛て | 里程調査に関わる木製標柱の作成費支弁のこと
M10年4月23日 丙67号 美作国の区戸長宛て | 同文
    備前国 対象の文書:探索中 
M10年7月17日 丙102号  宿駅沿道の区戸長宛て | 非常出兵などのため宿駅組合届出のこと
    宿駅8線路が指定され、書き上げてある 出雲道/岡山道/四国道/などに相当
M17年10月16日 丙45号 備前国 美作国 郡区役所・戸長役所宛て 
              | 予備役などの非常招集集合時間算定のため里程標提出要請
M17年11月17日 丙52号 同上宛て | 丙45号に対する補足文書
M19年3月13日  乙33号  郡区役所・戸長役場宛て | 明治9年以来の地籍調査に加え道路河川精査要請  
M20年2月18日 乙20号 郡区役所・戸長役場宛て | 各町村より近隣市町村への里程調査要請
M20年9月19日 乙74号 同上宛て |  里程表及び略図提出要請
    >> 対象は国県里道  明治19年3月13日乙33号示達に準拠して
        元標位置記載のこと  明治8年の村誌調べ に定むるところに依る
          太政官布告の内容調査中  





  • 最終更新:2009-09-16 22:36:47